自由詠
2021-06-22開催(麹町)/第267回参加歌 歌順21番
眠れることは
奇跡なのだ
生きていること
と
同じくらい
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この作者は私と同じように不眠症なんだなと本当に共感しています。
題詠も同じ作者かと思いますがぐっすり眠れないのはどんなに辛い事か、
もう二度と目が覚めなくてもいいからぐっすり寝かせてと思うことが
多々ある私にとって題詠の21番と共に共感度大でした。
解ります。
最近不眠に悩まされていて、1週間に1回くらい、
夜中に目覚めることなく続けて眠れた朝は、奇跡かと思います。
「生きている」ためには様々な要素が必要だけど、
「眠ること」じゃなくて「眠れること」と書かれていること、
意味が深いですね。
いつ眠ったのかわかりません。
〈人間〉の範囲を超え、〈生物〉が眠る、〈生命〉が眠ると拡げて考えていくと、
《眠れる》ことの重要性が感じられました。
象の群れでは全頭が眠ってしまうことが無いように、人間の中でも意識が眠って
いても何処かは起きている。生命維持のためにはもちろん必要だからでしょうが、
--続く
それまでしても《眠る》ことを選択している〈生命〉を考えると、
まさに詠者が歌にされた通り、《眠れることは》《生きていること/と/同じくらい》
《奇跡》的なことなのだろうと腑に落ちてきます。
倒置法を取り入れながら、シンプルな言い切りから始められた歌にとても惹かれました。
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