自由詠
2021-01-26開催(麹町)/第262回参加歌 歌順31番
無人のプールで
行き場のない
人魚の尾びれが
パチャと音立てた
あれは 夢だったか
8件のコメントがあります
五行目に「夢」と入れば、すべて許されてしまう。
そういうことですよね〜
なかなか難しい歌ですよね。
行き場のない
ということでどうしようもないモヤモヤの心を歌ったのかなと
私には書けない眩しい歌です~
映子さん、コメントありがとうございます。
5行目の方がありがちと批評いただくかと思ってました。
2行目はかおるさんが言い当ててくださいました。
もっと推敲しないといけませんね。
この歌、とても惹かれて☆☆つけたけど、一点だけ不満があります。
「行き場のない」
この一行が別の言葉で詠われていたら と。
プールならば、人魚にとって行き場のないのは自明のこと。
まさ子さんの歌と言うことで、敢えて憎まれ口を。
行き場のない人魚の尾びれは、自分の内の閉塞感?
無人のプールでは、助けも求められない。もやもやとした心の歌でしょうか。
あまえび様のお出ましじゃ、吉兆ですぞ。
ホテルの?スポーツジムの?閑散としたプールでの白昼夢か?
賑わいを取り戻す日が早く来ますように。
その人魚を連れて帰り、わたしの胸のなかの大海原で泳がせてあげたいと思った
けれど
わたしの胸にあるのは泥沼ばかり
こんな沼で泳がせたら、尾びれだけでなく
三角形の背びれまで生えてきそうで怖い
と思った あれも 夢だったのか…
☆☆
次を読み込む
コメント投稿
※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する