自由詠

2021-01-26開催(麹町)/第262回参加歌 歌順31番

無人のプールで
行き場のない
人魚の尾びれが
パチャと音立てた
あれは 夢だったか

岡本まさ子

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8件のコメントがあります

五行目に「夢」と入れば、すべて許されてしまう。
そういうことですよね〜

山碧木 星

2021-02-17

なかなか難しい歌ですよね。
行き場のない
ということでどうしようもないモヤモヤの心を歌ったのかなと
私には書けない眩しい歌です~

まちだ道子

2021-02-12

映子さん、コメントありがとうございます。
5行目の方がありがちと批評いただくかと思ってました。
2行目はかおるさんが言い当ててくださいました。
もっと推敲しないといけませんね。

まちゃこ

2021-02-10

この歌、とても惹かれて☆☆つけたけど、一点だけ不満があります。
「行き場のない」
この一行が別の言葉で詠われていたら と。

プールならば、人魚にとって行き場のないのは自明のこと。
まさ子さんの歌と言うことで、敢えて憎まれ口を。

映子

2021-02-08

行き場のない人魚の尾びれは、自分の内の閉塞感?
無人のプールでは、助けも求められない。もやもやとした心の歌でしょうか。

かおる

2021-02-07

あまえび様のお出ましじゃ、吉兆ですぞ。

田中きみ

2021-02-04

ホテルの?スポーツジムの?閑散としたプールでの白昼夢か?
賑わいを取り戻す日が早く来ますように。

柳瀬丈子

2021-02-03

その人魚を連れて帰り、わたしの胸のなかの大海原で泳がせてあげたいと思った
けれど
わたしの胸にあるのは泥沼ばかり
こんな沼で泳がせたら、尾びれだけでなく
三角形の背びれまで生えてきそうで怖い

と思った あれも 夢だったのか…
☆☆

今井幸男

2021-02-01

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