題詠(「文様」)
2020-09-29開催(麹町)/第258回参加歌 歌順10番 第3席
龍村織の文様は
シルクロードを渉ってきた
かたち いろ こえ かぜ
幾重にも織り込まれた
旅人たちの息吹き
5件のコメントがあります
祇園祭の山鉾の布の修復、復元にも関わっておられる龍村織。
長い歴史あるものは、深いものを感じます。旅人たちの息吹きが、すごく好きです。
日本の伝統的な龍村織のルーツはシルクロード経由だったのですね。
色々な文化が織り込まれていると知れば、単なる美しい織物 という
だけでなくロマンを感じます。3行目の表現が5行目にふさわしいと
思いました。
コロナで京都の夏はシルクロードの龍村織の文様を
みることが出来ず残念でしたが、つないで行くことの
大切さと素晴らしさに頭が下がります。
☆☆
4行目
幾重にも織り込まれた
です。歌会プリントにミスがありました、訂正お願いいたします。申し訳ないです。
卓上に敷いた龍村織に遺影や花や果物を置いて
いつも眺めています。樹や花々や想像上の動物や
鳥などの像にはるかな〝時〟に思いを馳せています。
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