題詠(「紙」)
2020-07-28開催(麹町)/第256回参加歌 歌順33番 第1席
和紙に込める墨
滲みも
掠れも
余白も
私の心
14件のコメントがあります
余白も 私の心 というところにぐっときます。
何も書いていない余白。でも字があるからこその余白。
色々に考えられて深いです。
皆様、沢山のお点を頂き、一席という事で驚いています。本当にありがとうございます。
コメントもありがとうございます。
私の想い以上の素敵なコメントばかりで、恐縮しています。
滲み、掠れ、余白、のバランスが絶妙な作品は素晴らしいです。書は心だと思います。
大貫様
3点もありがとうございます。
でも、書を長年やっていても、漢検も持っていないし、漢文も読めません。(;´д`)トホホです。
いいお歌ですね,。和紙に込める墨という1行目緊張感、私の心という5行目、いいです。映子さんのおしゃる覚悟なんですよね。
何と味わい深いお歌でしょう。鮮やかな一席、おめでとうございます。
墨の不思議ですね。
その人の心まで映されてしまう、二つと同じものは
書けませんね。
和紙に心託す心持ち伝わってきます、美しい!
墨を磨る無言の時間、そして机に対う時間
この静謐なひと時の貴重なことよ
何と美しい歌でしょう。
そうありたいと思う。
出来たら美濃和紙に。
表現は全てその人の素の分があらわれます。
いい子 いい子で育って 優等生と誉めそやされ エリートコースをまっしぐら
という人生ではなかったけれど
滲みも 掠れも 余白も たんと有る 私奴の 人生も 心も
なかなか味わい深いではないかと思えてくる
書の才能の無い私が墨で心を現すとしたら
体に墨を塗ったくって 大きな和紙の上を転げ回るしかないかなぁ…
☆☆
映子さんのコメント以上のことは何も書けないです。
書道が超苦手の私は作者の思いに超感動しています。
漢字が覚えられず、
漢字が書けない、
さらにデッサン力に欠ける私としては、
ただただうらやましいばかりの世界です。尊敬を込めて3点でした。
筆を持って紙に対峙する瞬間。
これを下ろしたらもう後戻りはできないという緊張に震えます。
そこに表現されるものは、すべて私の心、という覚悟がいいです。
敢えて「和紙」とあるので、滲みや掠れが鮮やかですね。
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