題詠(「紙」)
2020-07-28開催(麹町)/第256回参加歌 歌順29番
八月の空に
高く 高く
紙ヒコーキを飛ばす
・・・帰ってこない
あれから 三十年
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高く 高く
飛ばした帰ってこない紙ヒコーキがあるから
今があるのでしょうか
八月の空は、深くて広い。
紙飛行機はそのまま空に吸い込まれていった・・・
30年前の八月に、なにがあったのでしょう。
成果を山ほど積んで帰ってくると確信して、紙ヒコーキを飛ばしたのかな。
期待が外れたとしても、
あの時、紙ヒコーキを飛ばしてよかった、と
作者は内心思っているんじゃないかしら・・・
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