自由詠
2020年 年間総合第3席
2020-07-28開催(麹町)/第256回参加歌 歌順2番
一面の田んぼは
荒海のよう
見えぬ魔物たちが
緑を漕いで
こちらに向ってくる
10件のコメントがあります
映像とともに音まで聴こえてきました。
どんな魔物で、どんなものに乗っているのでしょうか。
想像するのが楽しいです。
東北へ行くときの車窓からの光景
真緑にたわわに実った作物が風と踊っているような
圧倒される風景を思い出しました。
みえぬ魔物たちが 緑を漕いで
まさにこんな風で、いいなー
風媒花の稲を さわさわ揺する風は 田の神様 のような気がしますが
稲を倒すような強風は農民にとっても魔物かも知れませんね
皆さま、コメントありがとうございます。
松本へ向う大糸線・各駅停車の電車からの風景でした。
曇天のなか、うねり、たわみを繰り返しながら揺れる稲の緑は見飽きません。
大貫さん、「透明な舟が行きつくようにうねり」
これも素晴らしい表現ですね。
深々と豊かな緑の海を、自由自在に動かし生き物のように動かしているのは風、
それを言わない、3~4行目の表現に惹かれました。
どのような状況なのか?
嵐でもないようだし・・・。コロナか?
魔物というお言葉がいいです。
風の強いときの田んぼは、透明な舟が行き書くようにうねりますね。
高校時代、部屋からよく目にしていました。
表現が素晴らしく
情景が浮かんできます
今頃は、稲が数十センチほどに育っているのでしょうか。
風が吹けばざわざわと揺れ、風の向きで一方になびく緑の稲田。
魔物たちの通る道と見たところが、鮮やかです。
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