題詠(「冬」)
2020-01-28開催(麹町)/第250回参加歌 歌順2番
冬凪の一日を
怠惰に過ごす
それでもいい
生きることは
堕ちることだ
7件のコメントがあります
ほんと
生きることは
堕ちることだ
そういう時があって生きていけるのですね
冬凪の一日欲しいです。
勤勉に生きているからこそ、怠惰な日がある。
だらだら生きていれば怠惰との落差がない。
冬凪の日の作者は自分にそう言っている。
「冬凪」という言葉に惹かれました。 ゆるめることも大事です~。
怠惰に過ごすことが、堕ちることとは思わないけれど、作者はきっと真面目な人なのかもしれない。
ふだんから一所懸命頑張っている人なのだ。
「生きることは/堕ちることだ」。この2行に目の前の霧が晴れた思いです。
ちゃんと生きよう、怠惰はいけない、とつい頑張ってしまいがちですが、
実際はそんなに立派に生きてはいないですね。
頑張る日もあり怠惰な日もある。
それでいいのだ。
のほほーんとしてると、動かなきゃ、何かしなきゃ、と思ってしまいますが、堕ちたように怠惰
に過ごすのは、身体や頭を休めるには、とてもいいことですよね。私はいつも、休めてばかりです(-_-;)
常識や良識という鎧を着て雲の上で勤勉に生きてる者からすれば
怠惰に過ごすことは堕ちることなんでしょうが
鎧を脱ぎ捨て雲の上から裸で大地に堕ちてこそ
地に足のついた生き方が出来るのかも知れませんね…
わたしも、雲上の高潔な歌よりも
地に堕ちた歌に心魅かれてしまいます
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