自由詠

2019-09-24開催(麹町)/第246回参加歌 歌順18番 第2席

天窓が
くっきり
切り取った
鰯雲
待ち人が やってきた

町田道子

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5件のコメントがあります

なかなか来ない秋を
どこに居るんだろうと望遠鏡でのぞいてたら
レンズのなかに ぷわっと鰯雲が入ってきた
そんな思いと重なるようでいいなあと思いました

今井幸男

2019-10-13

四行目までの書き方からすると、五行目の転調が鮮やかに効いています。
私としては、待ち人はリアル待ち人であって欲しかった。

しの

2019-10-13

天窓の暮らしをしたことがないから、空想の世界が広がりました。
空への想い・・・そこに鰯雲という、待ち人。
コロッとイッテしまいました。

山碧木星

2019-10-13

心待ちしていた感が鮮やかに出ています。今も昔も雲で季節を感じとるのは変わりませんね。

せきゆみ

2019-10-09

鰯雲は秋の雲です。
暑い暑い夏がようやく過ぎようとしている。
「待ち人」は秋に決まってますね。

天窓からみた空―― ここに賛否両論はあるけど、
作者はそのまま、天窓からの鰯雲を詠んだのでしょう。
待ち人が来て、よかった〜

映子

2019-09-30