自由詠
2019-09-24開催(麹町)/第246回参加歌 歌順18番 第2席
天窓が
くっきり
切り取った
鰯雲
待ち人が やってきた
5件のコメントがあります
なかなか来ない秋を
どこに居るんだろうと望遠鏡でのぞいてたら
レンズのなかに ぷわっと鰯雲が入ってきた
そんな思いと重なるようでいいなあと思いました
四行目までの書き方からすると、五行目の転調が鮮やかに効いています。
私としては、待ち人はリアル待ち人であって欲しかった。
天窓の暮らしをしたことがないから、空想の世界が広がりました。
空への想い・・・そこに鰯雲という、待ち人。
コロッとイッテしまいました。
心待ちしていた感が鮮やかに出ています。今も昔も雲で季節を感じとるのは変わりませんね。
鰯雲は秋の雲です。
暑い暑い夏がようやく過ぎようとしている。
「待ち人」は秋に決まってますね。
天窓からみた空―― ここに賛否両論はあるけど、
作者はそのまま、天窓からの鰯雲を詠んだのでしょう。
待ち人が来て、よかった〜
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