自由詠
2019-06-25開催(麹町)/第243回参加歌 歌順13番
賽銭を入れ
振る鈴緒 鈴緒=すずお
虚しい胸
の ように鳴る
ガラン ガラン
6件のコメントがあります
鈴緒というのですね。
あのガラン ガランの響きは
なんとも不思議な気持ちになるものです。
虚しい胸
いい表現、響きます。
コメントを有難うございます。敬虔な祈りをささげるでもなく、決まった行為をする程度の気持で振った鈴緒、その所為なのか
わかりませんが、やけに ガラン ガランという音が胸に残りましたです。
あの鈴は何のために鳴らすのでしょうか。
ガラン ガラン 本当に虚しい。
「虚しい胸 の ように鳴る」が巧い。
せきつみさんのように、こんなにしっとりと落ち着いてお参り出来れば良いんですが
何かにつけて神頼みが過ぎる私は、鈴緒の音が小さいと、ちゃんとなるまで思いっきり鳴らしちゃいます。
一説によると、神様への訪問のご挨拶?玄関のベルと言うか、たのもー!という呼びかけだと聞いたので(笑)
あれは、ほんにガランガラン恥ずかしいくらいよく鳴りますよね。
賽銭を入れ、願をかけるにせよお礼参りするにせよ、神様は私を見透かしておわしますのか。
鈴は 確かに ガラン ガラン
虚しい胸のように鳴るかも知れないけれど
私は、太い鈴緒に逞しさを感じます
外した鈴緒を抱えたときの
ずしりとした重量感には頼りがいを感じます
鈴に失望したら、鈴から目や耳を離し
鈴緒に注目してみるのもよいのではないでしょうか
鈴は女、鈴緒は男
そんな気がするのは私だけ?
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