自由詠

2019-03-26開催(麹町)/第240回参加歌 歌順21番

こっそりしまっていたアルバムを
春の風がいたずらに
ページをめくる
ベールをまとった月夜は
私だけのふふふ

神原美嘉

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4件のコメントがあります

秘めているものは何かの拍子にすっと顔出すものですね。
忘れたい忘れている忘れなくては・・・いろいろなことも
春の風のようにいたずらに心をゆらすことあって、ふふふ
ですね。可愛いです。

まちだ道子

2019-04-16

アルバムのページは重いから春の風では めくれないだろうけど、
たんに思い出をアルバムに喩えただけの歌とは思いたくない

アルバムを指でめくる行為と同時に、
アルバムのように綴じられた 心に秘めた思い出のページが
春の風のような心持ちによって めくれていく、甦ってくる
  〈つづく〉

今井幸男

2019-04-06

というような感覚が有った…、という鑑賞をしたい

実際の行為と心象風景が
ほわっと交じり合ってるのがファンタスティックで
さらに、後2行で だめ押しのように
妖しくなりきれない ちょっと妖しげな ぷちロマンの世界に引きずり込まれていく。
私には心癒される心地いい歌です
☆☆

今井幸男

2019-04-06

神原 さま
ふふふ、がとってもチャーミング^^
根掘り葉掘り聞きたいのはヤマヤマですが(笑)わたしも(ふふふ)にしときます。

観月

2019-04-03