自由詠

2019-03-26開催(麹町)/第240回参加歌 歌順13番 第3席

骨に残った
肉片まで
けそぎ取る様な
ザラついた舌がほしい
人を食うために

大橋克明

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3件のコメントがあります

「けそぎ取る」は詠者の故郷で遣われていたそうですが
絶妙に おどろおどろしさを醸し出していますね…

私自身は、骨に残った肉片まで けそぎ取る様な舌を
欲しいとは思いませんが


そういう舌を持った人に
さざ波のように対応して
「食えぬ奴だ」と言わせてみたい
そう出来たら快感だろうなあ…
☆☆

今井幸男

2019-04-02

人を喰ったもの言いや生き方をする人がいる。(そういう類の人に何か悔しい思いでもさせられたのか)自分には出来ないが、
自分もそういう事をして仕返しをしたいような悔しさあふれる詠だと思わせる1~3行目の描写がリアル。

せきゆみ

2019-04-01

けそぎ取る って言うんですか、初めて知りました。
人を食うには(別の意味で)それほどの弁舌が効果的というわけか・・・

しの

2019-04-01