題詠(五)
2018-05-22開催(麹町)/第230回参加歌 歌順2番 第1席
濡らしてみたいな
と
五月の雨
君の透明のレインコートを
なぞっていく
10件のコメントがあります
映子さま
上質な官能歌〜
もう一つできたら、秋に九州へ持っていきたいです。
全体的にしっとりしたエロチズムを感じました。
レインコートは透明で良かったです。雨が流れるさまは、中々色っぽいです。それをなぞっていく、しかも五月の雨。小説の始まりみたいです。
加代子さま
せつないと読んでくれてありがとう。
今井さま
そう純情なんです
レインコートの「君」はこんなかも・・・
雨が慕うのか
君が誘うのか
なぞられて
しみて
虹色
しのさま
二次会では、皆さんのグラスにビールがつがれた後、乾杯の音頭をとらせていただきました。
\W一席おめでとう/ (^^;
かおるさま
明るい五月の雨なら、ちょっと濡らしても、許されるかなと思って
小説なら、何が始まるのでしょう〜
なぞっていく
これは上質な官能歌です!
なんだか自由詠の続きみたいな(笑)
きっときれいな人。100均のレインコートならちょっとくらいの雨は凌げる。
でも、この人をびしょ濡れにしてみたい、という欲求の裏には視姦(と言っては言い過ぎかもしれないけど)に似た想像力が働く。
W一席おめでとう。
「君」は、もう
四月の菜種梅雨に ぐしょ濡れなのに
淡泊な 五月の雨は、
それを知らない
「君」は、また
ハードな六月の 梅雨に濡れたいと思っているのに
淡泊な五月の雨は
それも解らない…
五月の雨は、純情…
これは透明のレインコートに阻まれて、届かない思いのような気がします。
ちょっとせつない良い歌ですね。
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