自由詠

2018-05-22開催(麹町)/第230回参加歌 歌順14番

黒いベール
たくしあげれば
密んでいた過敏細胞が
蠢きはじめる
躰の奥底で

今井幸男

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3件のコメントがあります

私は基本的に、読み手に様々な鑑賞をしてもらえたらいいなあ
という思いで歌を発表しています…

この歌の黒いベールも、
舞台の緞帳や
真相を隠そうとする策謀、
イスラムの女性が纏うヒジャブとも解釈できるかも…
ひょっとしたら、官能歌かなと思う読み手も…

また、私の歌が生まれる時も、こんなかも…

今井幸男

2018-06-22

誰もが「黒いベール」に包まれているのだなと
感じます。表面見ただけではね。
その人の中に潜んでいるものは誰にもわからない
のですよね。何かに突き動かされるということは
ありますでしょう、「何か」は人によって違うの
でしょう。

まちだ道子

2018-06-01

自由詠の一、二行を読んでから、題詠の三、四、五行目を読んでも、素晴らしい歌になっています。

山碧木 星

2018-05-31