題詠(「図」)
2026-08-25開催(麹町)/第329回参加歌 歌順10番
人生の地図を
もっと上手に描けていたら
と思いながら
街ゆく人々を
眺めている
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地図は変わったりします これからの人生が有りますよ~なんて思いながら作者の静かな眼差しを鑑賞しました。
自分で描いた地図が 自分にとっては最高なのです。
街ゆく人は その人にとって最良の地図を歩いているのでしょう。
道ゆく人たち、どんな人生の地図を描いているのだろうと
眺める時間に、今が一杯詰まっているのでしょうね。
①2行目の《描けていたら、》に投影された詠者の想いが 重過ぎも軽過ぎもせず、程好く穏やかに伝わってきます。時制は過去の仮定形なので もう戻すことは叶わないとの想いを抱きながらも他者へ恨みや嫉みとして吐き出すことなく、街の雑踏の中に居るかも知れない別の自分を探して(捜して)いる。
②そんな柔らかな切なさが歌を見事に昇華させています。(微笑)


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