自由詠
2026-01-27開催(麹町)/第322回参加歌 歌順23番
底に
沈んでる
哀しみを
知らせているのか
鉄瓶の湯気
6件のコメントがあります
道子さま
鉄瓶からの音は、お茶の世界では「松風」と言うそうです。
面倒なものには、味わいがありますね。
周りの風潮や時間に、流されないようにしたい今日この頃です。
鉄瓶の湯気
お湯を沸かしている鉄瓶の静かな音、その音に思いを馳せている、静かな時が
心に潜んでいるものを思い出させるような。久々に鉄瓶を使ってみようかと思います。
数かえる様
極上の賞讃をありがとうございます。
平泉で買った鉄瓶を使ってお茶を飲んでいます。
時間のあるとき、週末とか、湯気が上がっているのを眺めていると
いろんな想いが去来して、ある人を思い浮かべました。
映子さま
どっしりしているようだけど、きっと辛いはず。
友人にそんな人がいて詠んでみました
湯気を見ていると、いろんな思いが広がります。
鉄瓶の底には哀しみが沈んでいる という見方が素晴らしい!
それがどんな哀しみなのか、
鉄瓶として産まれるときの痛さか、
この鉄瓶を愛用している人の哀しみか、
想像する過程がまた楽しい。 ★★
静けさの「音」を感じる大好きな歌です。無音の空間に届く微かな音の繊細な表現。
沁み入るような哲学的表現も比喩の巧みさの見事でしょう。
鉄瓶の湯気の登場もノスタルジックで向田邦子のような世界観にシミジミです。
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