題詠(「再」)

2024-04-23開催(麹町)/第301回参加歌 歌順4番 第1席

楽しみにしていた
惣菜屋がない
この駅裏も再開発
そして
どこも同じ街になる

渡邉加代子

コメント投稿

※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する

5件のコメントがあります

効率化によって生産性をあげようとするとシステムも製品も街も
単純類型的になってしまいますね…。
単なるノスタルジーだけでなく、無駄があっても個性を尊重する
部分もないと文化が衰退してしまう気が私にもします…

今井幸男

2024-05-16

路地 という裏通りがどんどん無くなりますね。

帰りにちょっと寄って惣菜を買う。
八百屋の店先に手ごろな値段のホウレンソウがあるので、これも買って帰る。
一杯飲み屋の赤ちょうちん… 
きれいなビルになってしまえば、皆 姿を消してしまい、
  「どこも同じ街になる」

映子

2024-05-04

思いあたることでありながら、その通りと気づかせてくれる歌。
五行の運びがじつに上手いなあ。
最近よく見る、駅から地上へ下りることなく他のビルに行ける施設を
「ペデストリアンデッキ」と云うそうです。
★★

山碧木 星

2024-04-30

昭和生まれの人間には、どこもよそよそしい 似たような街に変わって行くばかりです。味わいの無さが増えて
寂しいなぁと思います。 1~2行目に具体性があって良いなと思いました。

せきゆみ

2024-04-29

駅裏にあった惣菜屋、おかずを量り売りで買ったものです。
「惣菜」は当用漢字では「総菜」ですが、今はまたこの「惣菜」が復活したようです。

いわきやすお

2024-04-26