自由詠
2023-02-28開催(麹町)/第287回参加歌 歌順19番 第3席
父を許し
母を想う
雪解けて
初めて飾る
古希の雛
9件のコメントがあります
皆様、たくさんのコメントありがとうございます。
自分も親になって分かる事も多々あり、父に対しては、育ててくれた感謝の気持ちに変わっています。
雪解けて 初めて飾る 古稀の雛
許すということは時間のかかるものですね、ましてや父親に対しての許しに
ウルウルしてしまいました。古稀の雛様は穏やかなお顔なんでしょう、良かったです。
父上を許せるまで古希の時間を要した・・・そのお気持ちになれて良かったですね。
しみじみと胸に沁みてくるものが有ります このお歌には。
前二行に御両親の人生が窺える、古稀となってから見るひな様も感慨深いですよね。
家族の愛憎を描いた濃密なテレビドラマの予告のようで
何があったんだろうと引き込まれてしまいました
「雪解け」や「古希の雛」でハッピーエンドが想定できて
読み手の心も ほんのり温かくなるのもいいですね。
古稀というと翁と媼の高砂人形なども思い浮かびますが
きっと可愛いお雛様なんでしょうね…
☆☆
いい大人になってから雛人形を自分で買う人、少なくありませんね。
私ぐらいの年齢だと、当時七段飾りを買ってもらうなんてそうそうなかったと思います。
我が家は女系なのでありました。出して飾って仕舞う・・・その時いろんなことを思うものですね。
①父は横暴な人で、母に暴力を振るったり、何十年も付き合った母公認の女性がいたり、
家庭を顧みない人で、私は父が大嫌いでした。そんな父なのでお雛様など必要ないと、
二人姉妹なのにお雛様は買って貰えませんでした。
②そんな私達を母は不憫に思い、折り紙で五人囃子まで折って飾ってくれたり、デパートの特設会場に、
お雛様の段飾りを見に連れて行ってくれたりしていました。大人になり結婚して出来た子供も男二人で、
飾った事のないお雛様への憧れは
③ずっと残っていて、先日陶器の小さいお雛様をネット購入し、喜んで飾っています。
亡くなって25年、今では父への感情も解け(先日八王子は大雪で、その雪も溶けました)
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