自由詠
2022-11-22開催(麹町)/第284回参加歌 歌順23番 第1席
裸木は
もういちど着飾る
水のなかの
錦を
ひろって
6件のコメントがあります
皆さま、コメントをありがとうございます。
散歩コースに小さな人工池があり、晩秋になると落ち葉を沈めています。
覗くと、葉を落とした木が映っていて、これを詠もうと数年、ようやく出来ました。
この秋の思い出に 今ひとたび錦を纏う裸木、まだ燃え尽きていないかのよう。
素敵ですね、こういう見方をしたことがなかったですが
この歌を見て映像がはっきりと浮びました。
もういちど着飾ることが出来る、あきらめてはいけないですね。
紅葉真っ盛りの、いわゆる錦の時もあった。
散って終わりではない。もう一度水面に映った記憶の錦を纏う。
衰退するだけではなく、人生もこんなふうに巻き戻せたらいいなぁ。
とても美しい歌だと思いました。
冬枯れの木と水に浮かぶ紅葉のセットで良いのでしょうか。
私もどこかで目にしたことのある景色だと思いますが、木だけ水だけを見ていたのだと思います。
木々は秋から冬の向かい裸木になっています。
水面の落葉を拾って着飾るところに錦上を感じました。
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