自由詠
2022-11-22開催(麹町)/第284回参加歌 歌順18番
私の名前の
一文字だけは
忘れないでね
記憶の泡が
一粒になるまで
5件のコメントがあります
切ない歌、想いのこもった人への気持ちかとも思いましたけれど
お母さまのことだったのですね。
不思議ですけれど記憶が薄れて行っても最後の一粒って消えない
ようですよ。
泡はやがて消えてしまうもの。その泡が一粒になるまで…とは切ないですね。
対象が誰なのか書かれていないだけに、その気持ちは私にもあるなぁ~と思いました。
誰へのメッセージかなと思いました。
愛した人へ、それも情愛を交わした人であれば・・・一粒になるまでとは
愛強度10、と思いましたが、お母様だったんですね。
★★
親に自分のことを忘れられた という話は時々聞きますのでとても切なくお歌を読みました。
一粒になるまで地元を離れて35年。深刻な物忘れではないけれど、私の幼少期が歪曲された記憶になっている母を、少し心配しています。ちなみに母の記憶の私は「無口で引っ込み思案な甘えん坊」らしいのですが、誰のこと?笑っちゃいますネ!妹も弟も吹き出してます
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