自由詠
2021-06-22開催(麹町)/第267回参加歌 歌順28番 第1席
ほんとうの
美しさは
土の中
くねり絡まる
根の強かさ
10件のコメントがあります
くねり絡まる、というところが好きです。
土の中は見えませんが、真っ直ぐだけではなく、色々の形態の根。
人間の強さのようにも読みました。
大島 さん
なんだかとてつもなくお褒め頂きありがとうございます!
梅や桜、ついこの間までは紫陽花と、キレイなお花を詠ったお歌が多かったので、そこから発想を飛ばしたお歌でした。
逆に言えば、可憐なお花を詠えないという事でもあるんです(号泣)
今井 さん
私は根の部分を掘り起こすまではしませんが(笑)
お花が咲いていれば、ついついそちらに目を向けてしまいがちですし
私自身も、外見だけ(それなりに)キレイに取り繕ってしまいがちですが(^^;
切られてもなお再生し、それ以前よりも逞しく育つ植物の根っこに惹かれます。
赤井 さん
わぁ!コメントありがとうございます^^
私のような若輩者の小生意気なお歌でも、暖かく受け入れてもらえる麹町倶楽部の存在にはいつも感謝しております。
今後ともよろしくお願い申し上げますm(__)m
見えないところで美はつくられている。現象界の背後を思わせるお歌だと思いました。
ほんとうの
美しさ
にひかれました。
見えているものではなくて見えている美しさを
支えているものが本当に美しいのですよね。
《1》
私が ガジュマルや根上がり盆栽に心魅かれるのは 根の美しさや力強さにパワーを貰えるからなのかも
山道で露出した根に出合うと嬉しくなりますし、神社などで遭遇する巨木の根張りも愛しくなります
鉢植えも 木には迷惑なんでしょうが ついつい表面の土を払って根張りが見えるようにしてしまいます
《2》
植え替えの時に、土を払い長く伸びて絡まった根を見るのも心地いいですし
伸びすぎた根をぶつぶつ切っても また静かに再生してくるというのもいいですね…
根は土の中に隠れているから尚のこと魅力的なのでしょうか、やはり秘すれば花かな…
☆☆
この歌は深い
文句なしに3点。ほんとうの美しさは可憐な花ではなく、生命力に満ち溢れた根っこであるという。
その視点がまず素晴らしいし、歌としてのまとめ方もお見事。脱帽です。
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