自由詠

2021-06-22開催(麹町)/第267回参加歌 歌順5番

〝再び〟は
もう ないのだ
肩寄せ合って眺めた
あのサントリーニの
落日の荘厳

柳瀬丈子

コメント投稿

※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する

5件のコメントがあります

そうですね、〝再び〟はありますよと言ったり思ったりしますけれど
肩寄せ合っての〝再び〟というのはね。その時その時を大事にしなくては
とこの頃思います。

まちだ道子

2021-07-05

楽しい旅の思い出ですね。でももうあの人はいない。
前の二行がせつないですね。

田中きみ

2021-06-30

夫を見送って丸三年、当初よりしみじみ寂しさがつのります。
コロナ禍ではクルーズなんて、とんでもない!よくぞ行って
おいたものです。

柳瀬丈子

2021-06-29

そう、どんな時もひと時、同じ再びは無いですね

高原美智子

2021-06-29

直接この眼に入れたことはないですが、
《サントリーニの/落日の荘厳》自体が文字を超えた荘厳さを
伝えてきますし、その直前の指示語《あの》が詠者の心の内側に
存在した〈遠さ〉と〈大切さ〉とを知らせてくれます。
素敵ですね。

ま のすけ

2021-06-29