自由詠
2021-06-22開催(麹町)/第267回参加歌 歌順5番
〝再び〟は
もう ないのだ
肩寄せ合って眺めた
あのサントリーニの
落日の荘厳
5件のコメントがあります
そうですね、〝再び〟はありますよと言ったり思ったりしますけれど
肩寄せ合っての〝再び〟というのはね。その時その時を大事にしなくては
とこの頃思います。
楽しい旅の思い出ですね。でももうあの人はいない。
前の二行がせつないですね。
夫を見送って丸三年、当初よりしみじみ寂しさがつのります。
コロナ禍ではクルーズなんて、とんでもない!よくぞ行って
おいたものです。
そう、どんな時もひと時、同じ再びは無いですね
直接この眼に入れたことはないですが、
《サントリーニの/落日の荘厳》自体が文字を超えた荘厳さを
伝えてきますし、その直前の指示語《あの》が詠者の心の内側に
存在した〈遠さ〉と〈大切さ〉とを知らせてくれます。
素敵ですね。
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