題詠(「恋」)
2020年 年間総合第2席
2020-12-22開催(麹町)/第261回参加歌 歌順1番 第1席
人恋しくて
踏み入れば
散り積もった落ち葉が
足裏に柔らかい
初冬の雑木林
10件のコメントがあります
読めば読むほどほっこりします。
散り積もった落ち葉をほっこりと歩く感覚が蘇るようで、
今 、コロナ自粛でじわっと締めつけられるような日々だからこそ
歩きたいです。
12月初めの新宿御苑です。ここ散策路をはずれて木立の中も歩けるのです。
散り積もった落ち葉が、足を柔らかく受け止めてくれて、心底安らかな気持ちになりました。
当たり前に人と会い話すこともできないまま、今年が終わってしまう。
あの人この人、会いたいなぁと思いつつ・・・
皆さま
たくさんのコメントいただいて、感謝です。
新年早々の緊急事態宣言、この年はどうなるのでしょう。
ウイルスは人類が誕生する以前から地球上にいたそうですから、
あちらさんにとっては、「人間どもよ、ちったぁ遠慮しろ!」と言いたいのかな。
一日も早く普通に戻りたいですね。」
人と会う、 交流する という事を制限するようになって 一年近くにもなる。
落ち葉を踏むやらかさは優しく受け止めてくれるようか。雑木林が良いですねぇ 雑木林は再生の
林でもあると思うので、詠嘆過ぎずに人恋しさを詠われてしみじみと沁みる詠です。
これから沢山恋をしそうな予感
この寒さの中に、心の隅にほっこりと湿りのある様な歌。
とっても素敵な表現です。本日の一番です。
やわらかい自然描写の好ましさ。
コロナで稀薄になった人のぬくもり。
みんな人恋しいのだ、特にこいびとでなくともー
ツルゲーネフ著作「あいびき」の情景を思い出しました。
雑木林と恋は関連があるようです。
雑木が葉を落として、落ち葉掻きをするまでの雑木林でしか味わえない独特の感覚ですね
落ち葉掻きをされて堆肥になり農作物や樹木を育てる落ち葉だからこそ
やわらかに人の心も癒してくれるのかも知れませんね…
人恋しいのに、どうして初冬の雑木林に行くんだろう?
と思いました。これは人の心の内のことを詠まれたのでしょうか。
人の柔らかさ温かさに触れた時、人恋しかったんや、と私は気が付くからです。
散り積もった落ち葉は時間でしょうか。
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