自由詠

2020-12-22開催(麹町)/第261回参加歌 歌順11番

過去と『決別』
なんて
大袈裟な置去り
醜い傷痕も
包み込んで 私

数かえる

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4件のコメントがあります

過去と決別 なんてできるわけない、
けど、長く生きていると
自分にとって意味を持たない過去は自然に消え去ります。

醜い傷痕 これは包み込んでどこかに
しまい込んでおくしかないでしょうね。

映子

2021-01-12

決別をしなくてはいけない過去、誰もが幸せではなかった
ものなのかもしれませんね、たとえ自分が幸せであったとしても。
醜いことも美しいこともすべてひっくるめて自分だと行きつけた、
自分を納得させることができたところに「私」が成り立ったのでしょうか。

まちだ道子

2021-01-12

過去は決別などできない、古傷一杯の心と体と
共に生きていくのだ、これでいいのだ。

田中きみ

2020-12-30

私は断捨離という言葉があまり好きではない
自分自身の過去であればなおのこと棄てられない
どんな過去であろうと一日一日を積み重ねての今の自分ですから(ほとんどは記憶に残っていないが)

『決別』という大袈裟な言葉を使って置き去りにするのは
今の自分をも信頼できていないからのような気が…
☆☆

今井幸男

2020-12-28