自由詠

2020-11-24開催(麹町)/第260回参加歌 歌順30番 第2席

得体のしれない人は
大きな河
どっちに
流れているのかも
わからない

酒井映子

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5件のコメントがあります

今井さん、有美さん

コメントありがとうございます。
「得体の知れない」ということを、私はそんなに悪い意味にはとっていないのです。
裏も表も丸見えで単純な人より面白そうだし。
          (つづく)

映子

2020-12-08

(…2)
隅田川を勝鬨橋辺りでみると、海からの逆流もあって流れの方向もよくわからない。
上流か流してきた様々なものを河底にして、得体の知れない人と相通じる面白さがあるように感じて、
この歌になりました。

映子

2020-12-08

大きな河を得体の知れない人と重ねたところが面白いですね。
確かに大きな河って海のようでもあって、どちらから流れて
いるのかわからないところがありますね。
得体の知れない人、面白い題材ですよね、確かにどちらから
どちらに向っているのか、右なのか左なのかよくわからない
ところあって。

まちだ道子

2020-12-08

望洋たる大河ではなく 得体のしれない ですから、良い意味ではなさそう。
その河にとっては得体の知れなさも狙いかもな~と思いました。
得体のしれない、に対してその心は、がはっきりしていていいなと思いました。

せきゆみ

2020-12-02

大きな河は確かに 湖や海のように見えたりしますね

人に恵みを与えたり、命や生活を奪ったり
善か悪かもわからない…

かつて、「得体の知れない人間でいたい」と言ったら
「とっくに得体 知られちゃてるわよ」と映子様に言われたことがある…
でも、やっぱり得体の知れない 水無川のような妖怪になりたい…
☆☆

今井幸男

2020-11-26