自由詠
2020-11-24開催(麹町)/第260回参加歌 歌順18番
欲情に
モラルを強いれば
今夜も
ありふれた
書き出しの物語
4件のコメントがあります
「欲情に/モラルを強いれば」 が
歌の書き出しとして面白い。
モラルの範囲内での物語は、誰もが予想できる範囲ですもの。
モラルという枠に抑え込まれた欲情では・・・ねぇ
欲情に
モラルを強いれば
ガーンと頭に響きましたね。
モラルは必要ではあるけれど時には自分に
ブレーキ掛け続ける事にもなりかねない。
ブレーキとアクセルの関係むずかしい。
確かにブレーキ掛けていれば可もなく不可もなく
という事になりますね。
モラルに従順な集団は穏やかで気楽だし、権力者にとっても支配しやすい
そういう世界に物足りなさを感じる者は異端児や変人扱いされたりもする
異質な世界も覗いてみたいという好奇心がなければ
世界は広がらない、発展しない…
ありふれた書き出しから徐々に異質な世界へ引きずり込む物語もいいかも…
☆☆
モラルに手錠を掛けられた欲情が所在無げにうなだれている。でも、手錠の鍵は 自身が持っている。
平穏のな日常の下地にはどんな絵が隠されているのか・・。
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