自由詠
2020-10-27開催(麹町)/第259回参加歌 歌順10番 第3席
桃の魅力ですか
喰えぬ強固な種子を
ど真ん中に
しっかり抱えてる
その気概に惚れ込んでいる
5件のコメントがあります
桃をこうして詠ってしまう
すごいなあ。桃の種はたしかにどっしりとかまえているようですよね。
一行目の入り方に惹かれます。
《1》
映子様
山碧木星様
コメントありがとうございます
桃の縫合線の歌、ありましたねぇ 誰の歌でしたっけ…(笑)
桃は 縫合線も 表皮のうぶ毛の手触りも魅力ですし
硬めの桃に まるごとかぶりついた時の果肉の歯触り 舌触り、果汁の甘さ全て大好きなのですが
あらためて、桃の魅力って何だろうと考えてみると、
《2》
それだけではないような気が…。
フェミニンな容姿や歯触りや味なのに、
真ん中には 喰えぬ 呑み込めぬ 固い大きな種子がある…。
私は常々、いざというときには喰えぬ奴と言われるような気概は秘めていたいと思っているので
そんなことからも愛着が湧くのかもと思った次第です…
以前、桃だったでしょうか。
豊艶さと縫合線を愛でて、ゆっくりと皮を剥く・・・
と詠んだ方がいましたが、同じ桃でもこのように深く詠む方がいらっしゃるんですね。
ぜひ見習ってほしいです〜とコメントするはずでしたが、
たくさんのコメントがあったために、小生に回ってきませんでした。
☆☆
桃を種から詠むなんて・・・とびっくりしたら、
今井さんの歌でしたか。
さもありなん。
考えてみれば、強固な芯なくしては生きてはいけない。
それを「桃」に託したところ、すごいです。
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