題詠(「紙」)
2020-07-28開催(麹町)/第256回参加歌 歌順10番 第3席
真っ白な
半紙を侵すように
薄墨の一滴が
ジラジラと
世界を蝕んでいく
13件のコメントがあります
ジワジワでなくジラジラ。
そう言われれば、ジワジワよりジラジラのほうがより怖い。
ゾクゾク感をより感じます。
単純に和紙に墨がにじんでいくのかと思いきや,ジラジラという字面と5行目でパンデミックの怖さがズーンと伝わってきました
コロナ色に染まっていく地球・・・
一滴ってなんでしょう?
そっかあ〜
武漢の一つの出来事が・・・
猛毒のウィルス「MM-88」が砕けて飛び散った映画
小松左京「復活の日」のシーンが重なりました。
「ジラジラと/世界を蝕んでいく」の不気味さに私も☆☆☆
皆さんが仰ってるように私も
ジラジラと
世界を蝕んでいく
という表現がいいなあと思いました
私の個人的な思いとしては、墨や墨色が好きなので、
それを悪役に喩えられるのは ちょっと不本意なのですが
☆☆
薄墨の一滴 ―今ならコロナウイルスを指しているのかな。
ジラジラと
世界を蝕んでいく
巧い表現!
ウィルスのようですね。
ジラジラと
こういう言葉どこから生まれるのかスゴイ。
何回も読んでいるとジワジワと、いえジラジラと迫ってきまする。
今のコロナ禍の世界を上手に表現されている
なんてこわい歌なんでしょう、あまりのゾクゾクさ加減に3点も投じてしまいました。
○○○の歌ですよね、怖いですね〜〜
素晴らしい表現力!
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