自由詠
2020-07-28開催(麹町)/第256回参加歌 歌順7番 第3席
蚊帳に
分けられた
空間
あなたとの
結界に似て
11件のコメントがあります
皆様、ありがとうございます。
実は私は蚊帳に入ったことすらないのです。あの独特の空間に憧れを抱いています。
人は壁がないにしろ、やはりここから先は入れないよ。という柔らかだけどきっぱりと、入れない世界があると思います。
北国育ちで、本物の蚊帳を知らずに生きてきました。そして初めて蚊帳を体験したときの、不思議な感覚。
いわれてみれば、結界に似てたかも。・・・って、結界もよくわかってないのですが。
さらりと結界に結びつけられる作者の深い人生観に感じ入ります。子どもの頃の夏休みは、祖母宅で蚊帳の天井にボールをのせて従兄達とくたびれるまではしゃぎまくってました。
昔は各家に二張か三張の蚊帳があったものです。
家の中でも何となく縄張りみたいなものがあり、兄弟でも
一緒の蚊帳に入らなかったりとか。
小さい頃蚊帳を吊ってもらって寝ていましたね。
緑色の細かい網の向うのぼんやりとしたものに
ドキドキ感じるものもありました。
ドキドキは結界のせいだったのか、と。
結界が素敵ですね~
蚊帳を結界に見立てたところが良いですねぇ。
幼い頃は、緑色の蚊帳の中に祖母と一緒に寝てましたが、
だからか 郷愁ロマンを感じたりもします
「あなた」は蚊のような人なのか、なんて思ったりはしませんよ
蚊帳の中には時々 蚊が入り込んでしまったことがあった
「あなた」だって 隙を見せれば入り込んで挿すかもね…
☆☆
あッ、挿すでなく 刺すかな…?
蚊帳ってレトロです。
結界って竹一本渡してあるだけですね。
行こうと思えば先へ行けるけど、行かない。
蚊帳だってくぐればいいのにね。
くぐらない。 (その気がない?)
美しいエロス。
今も蚊帳を釣っているのだろうか?
結界を破るには勇気がいりますよね。
浮世絵の風情ですね。
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