自由詠

2020-06-23開催(麹町)/第255回参加歌 歌順29番

この布は
記憶を織りこむ
裁って 服にしたなら
会った人を忘れない
それでは切り刻みましょう

岡本まさ子

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9件のコメントがあります

不思議で面白い歌ですね。
四行目までは分かりますが、最後に切り刻む。会った人や記憶を切り刻む?忘れたい、ということまてでしょうか?

かおる

2020-07-13

ほんとは怖いイソップ物語のような雰囲気が有ります。

せきゆみ

2020-07-07

夕鶴のおつうのような織女のような、何やら怪しげな
そんな服着たいような着たくないような・・・
記憶事切り刻んでしまうの?よく判らないけど不思議さに
満ちている。

柳瀬丈子

2020-07-04

ホント不思議なお歌ですね。
布に記憶を織り込んで決して忘れない、そばから離れさせない
想いの深さが伝わりますね、ただただ、忘れられないほどの
愛なのか、それとも・・・いろいろ考えさせられるうたです。

まちだ道子

2020-07-04

人の思いの入った布にはパワーがある。

田中きみ

2020-07-04

記憶には忘れてしまった方が生きやすい事もある。
それでも、忘れられない、忘れたくない記憶が
脳ミソに綿々と織り込まれていく様子。
5行目の「~切り刻みましょう」がブラックで
この後に続く物語の恐さを感じました。☆☆

数 かえる

2020-07-04

どんな記憶を織り込むのだろう
会った人の記憶を織り込むのだろうか

どんな風に織り込むのだろう
模様にして織り込むのだろうか
思いを込めて織り込むのだろうか

「忘れない」と「切り刻みましょう」という
相反するような言葉の並びに
なんとも言えない切なさを感じてしまう…
☆☆

今井幸男

2020-07-03

断捨離は時間がかかりますね

藍弥生

2020-06-30

不思議な歌。真意は何だろうと、ずっと考えています。
記憶は適当に忘れるから、安穏と生きていられるのでしょう。

妙に記憶力が優れている人がいて、何十年も前のことを持ち出したりしますね。
そういう人の記憶は、切り刻まなくちゃと思います。

あれこれ考えさせらて、面白い歌です。

映子

2020-06-28

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