自由詠
2020年 年間総合第1席
2020-06-23開催(麹町)/第255回参加歌 歌順20番 第1席
胡瓜もみには
青紫蘇よ
庭下駄 つっかけて
摘みにゆく
父の夏
16件のコメントがあります
多くのコメントをありがとうございます。
父とは確執がありましたが、食べ物の嗜好は近づいていくばかり。
思い出は、なぜかセピア色して柔らかくなっていきます。
胡瓜、青紫蘇、父の夏。
もうこれだけで空気感が漂ってきます。
満足そうな父の顔。
その他の景色まで想像してしまいます。
風鈴、簾、卓袱台。子供や母の顔。などなと。
台詞もいいしリズムもいいし スカッと美味しそう!父の夏がしみますね~。
いそいそと摘む父の背中が見え、不揃いな下駄の音が聞こえました。
空気感の透明な、懐かしさが愛しくなる歌です。
自分の晩酌のためにはいそいそと。
そうした庭のある暮らしの味わい、手近にあった季節感。
伝統の和風ハーブですよね。
親を懐かしむ時、なぜか足元が思い浮かぶ…
その足跡、人生をも重ねて合わせてしまうからでしょうか…
皆さま、温かなコメントをありがとうございます。
青紫蘇を摘んで蕎麦汁に入れていたら、ヒョイとこんなシーンを思いだしました。
父は春先にエンドウ、そして胡瓜、トマトなどを作っていました。
あれから半世紀、「コロナ禍には、土いじりが良いよ」と弟が申しております。
母の歌というのはよくありますが、父はなかなか
歌にでてこない。父親を尊敬し慕っていたからこその歌でしょう。
父親のお歌かっこいいです。
庭下駄つっかけて いいな~
何気ない穏やかな日常の一コマ
五行目の「父の夏が心にひびく、
ひさしぶりに亡き父を思い出しました。
これぞ男ぞ!父親ぞ!
今宵も亡父とカンパイ、なのだ
枝豆しか作れなかった父を思い出しました
つられて‥‥
夏は
トマトよ
庭下駄つっかけて
バジルつみにゆく
私の夏
昔、夏のお昼に母が「うどんにしようかな」というと、父は「おお、うどんか」とすぐに立ち上がり
鶏肉でだしを取ってつけ汁を作り、絶品のひやしうどんを作りました。その姿、その声、しぐさを思い出して
泣けました。
庭には青紫蘇が生えている、縁側の外には台になる石があって庭下駄が揃えてある
・・・懐かしい光景ですね。
マスク姿とかソーシャルディスタンスとか、殺伐とした今年の夏です。
と思っていたら、よしのさんのお宅では今でもこれが現実なんですね。
枝豆もあるんだ。いいな~
いいですねぇ
ウチもよくやりますよ
庭にはいろんな野菜があって
もうすぐ生姜と枝豆かな✌^^
次を読み込む
コメント投稿
※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する