題詠(「手」)
2020-05-26開催(麹町)/第254回参加歌 歌順10番 第2席
恋人繋ぎの
指先から
こぼれてるよ 退屈
君の手は
とても正直だ
9件のコメントがあります
今の若い人は退屈がこぼれてることまで見抜きながらつきあえる、何て繊細なんでしょう。相手に親切過ぎて気を使過ぎて
結婚をためらう方が多いのでしょうか。
「恋人繋ぎ」・・なんて言葉が出来たのは最近の事。
3歩後ろなんて歩かない恋人達。「密ですよーッッ!」と
手刀一太刀も悪くはないが、通い合っていると信じている
心の油断に気を付けなさいよ~と馬鹿ップルに言ってみたい。
君だから正直なのか?あなたと繋いでいるから
正直なのか?どちらでもいいのでしょう、この
二人が幸せなら。
恋人繋ぎて、小指同士を繋ぐの?
五本指を絡ませるの?
恋人同士なら何でもいいけど、無意識に退屈がこぼれてるのを、感じてしまったのですね。
言葉にされるより辛いかもですね、
潮時ってわかるもの、言葉選びが良いですね~どの行も。正直な手で良かった!
ことばと裏腹なからだの反応・・・そろそろお別れの時が来たか。
気づいたあと、どうしたんだろう…?
こぼれた退屈を そっと拾い直したのか…
こぼれた退屈を 蹴飛ばして楽しく遊んだのか…
指先から
こぼれてるよ 退屈
素晴らしい表現、確かに笑顔、会話は取り繕うことは
できるけれど、指先までは気持ちこめられない。
いつのまにか気持ちこぼれてるのです。
二人でいても退屈な時はあるでしょう。
「恋人繋ぎの指先からこぼれる退屈」を見逃さないあなた。
もしかして同じ状態だった?
などと想像させてくれて、面白い。
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