自由詠
2020-05-26開催(麹町)/第254回参加歌 歌順10番 第2席
東北新幹線下り
緑は深く眩しいのに
駅弁は美味しいのに
涙が溢れる
乗客は私一人
9件のコメントがあります
作者のコメントにあるように「どうして?こんな事になっちゃったんだろう」と今でも思います。
自然な語り口が胸にせまり 点を入れました。
新幹線の換気は良くないのでコロナ流行中はおすすめできません。
でも、帰りたい会いたい気持ちは抑えられないですよね。私も泣いちゃいます。
山形行きたいな。
県境を越えるな、なんて江戸時代みたいなことを言われて、
自粛を強いられるのも辛いけど、
何かの理由があって新幹線に乗って、この光景は悲しいですね。
わかりますよ~
緑は深く眩しいのに
駅弁は美味しいのに
両親たっての願いで自粛解除後
後ろめたさを抱えながら、郡山へと県境超えを企みました。
奮発して買った駅弁は美味し過ぎるし
山の緑は変わらず豊かなのに・・・どうして?
こんな事になっちゃったんだろう、と新幹線で泣きました。
田舎に帰れなかい人の多かったこの何か月。
さみしさ滲み出てくるようでした。
乗客一人とは貸し切り列車のゼイタクさ。でもこの時期
北へ向かう旅人となった理由は?仕事?親の介護?ある
いは葬儀?自粛破り?
まさに自粛要請真っ只中という様子が
ありありと見てとれる
寂しさがこみ上げてきちゃうよね
美しいのに、美味しいいのに、泣いてしまう・・・
行かなければならない・・・訳ありなんだろうなあと想像します。
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