自由詠
2020-05-26開催(麹町)/第254回参加歌 歌順8番 第1席
かくすものは
何もありません
この透きとおった体
白いにごりは
くらげの さが なので
9件のコメントがあります
私もクラゲが大好きです。版画も作品もクラゲがいます。
かくすものが何もないのに、白いにごり!
くらげのさが、だと言いきりながら、腹では何か黒いものがあります。みたいに読みました。
おめでとうございます~
1、2行の入り方がね、引き付けられます。
何事でしょうかって。お見事です~
昔からくらげが好きです。中華のくらげもおいしいです。
一席いただくなんて光栄です。
白い濁りも私のテーマです。
私の体は、毛穴のような秘密基地だらけで、
そこからウタも飛び出すのです…
でも、真っ黒ではなく くらげの一種だと思っております…
皆さん、私と同類とは思われたくないでしょうが…
☆☆
う〜ん、私も いつの日か ツルツルお肌の
黒糖くらげ になりたい…
くらげの姿は面妖です。
ゆらゆら ぷかぷか そこがいいのです。
隠すものはないなんて言えるほど若い人、誰かな? と。
まさ子さんですか。
くらげに託して濁りをもってくるなんて、
さすが!
黒ければ、隠し事とはっきりするけど、
白い濁りは曲者です。
深海に行くと、透き通った体に、妖しい光を点滅させるクラゲがいます。
もう性をなくしてしまったのでしょうか・・・。
透明なクラゲの中の濁りに着眼した鋭さ。
そして、それを歌に詠める技術力。
圧巻です。憧れます。
皆何も隠さずに生きていけば案外弱肉強食も
なくなる?ことはないですね。
色々考えさせる面白い歌でした。
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