題詠(「背」)

2020-04-28開催(麹町)/第253回参加歌 歌順12番

あお向けに
寝転んだ背に
ひたすら布団の圧
四月も終わりの
外出日和なれど

ま のすけ

コメント投稿

※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する

3件のコメントがあります

家の中に閉じ込められた様な息苦しさがたまりませんね。
いつ明けるかもわからない現状にほとほと困っております。
心情が良く表されているいい歌です。ただし、あえて言えば
五行目の「なれど」はちょっと大時代的なようですね。

大橋克明

2020-05-10

ひたすら布団の圧、このフレーズが状況を伝えているのでしょう。
柔らかな圧は、堪えます。

山碧木星

2020-05-10

「ひたすら布団の圧」という表現に魅かれました
掛け布団の圧なら普通に感じますが
敷き布団には人体が圧を与えている
なのに人体が敷き布団から圧を受けていると感じる心理状態

敷き布団からの圧は 新型コロナウイルスからの圧でもあるんでしょうね
近くにいて ズブズブでなく じんわり圧を加えてくる…
☆☆

今井幸男

2020-05-06