自由詠

2020-04-28開催(麹町)/第253回参加歌 歌順1番

てのひらを
当てれば
伝わってくる
象の体温の
あたたかさ

田中きみ

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6件のコメントがあります

ほんと、象は只々、ごわっとしているのかなと思いましたが、
触る人の心持に大きくよるのかなって、作者の優しさが伝わって
来ます。優しい目をしてますよね。

まちだ道子

2020-05-15

最初のインド旅の思い出です

田中きみ

2020-05-09

掌って、ほどよい温かさを持ったセンサーだと思う。
他者のそして自分のどこかに触れた時、自分の掌の温度を感じます。
象の体温は、冷えやすい小生のお腹より温かいに違いない。

山碧木星

2020-05-08

最初は良く触れたな~と思ったのですが、象の背中に乗ったのですね。
ごわっとかたそうな象の皮膚に触れた時、そのあたたかさに同じ生き物としての親近感がわいたのではないでしょうか。
ほっとするお歌です。

せきゆみ

2020-05-06

あー触ってみたい!インド旅行の体験でしょうか、巨大の割には
小さくて穏やかな瞳まで浮かんできます。

柳瀬丈子

2020-05-04

ひび割れて固そうなイメージがある象の肌の「あたたかさ」を詠んだところが、意外性があって惹かれました。
言いたいこと・伝えたいことがピタッと五行に収まっている。
同じ体験をすれば誰でも簡単に書けそうな歌のようでいて、なかなかこうは書けないと思います。

大島 健志

2020-04-30

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