題詠(「冬」)
2020-01-28開催(麹町)/第250回参加歌 歌順4番
ありったけの
光 集めて
ここに咲く
冬の菫の
紫の冴え
5件のコメントがあります
自然の紫って確かに美しいけど、菫ってのがいいですね。
低い位置に楚々と咲く可憐な菫。私はここよ、って光(スポットライト)を浴びながら。
「紫の冴え」が決まっていて美しいし、寒気の中で咲く意思を感じさせる詠です。
1月にオオイヌノフグリももう咲いていました。それも光を集めているかのようでした。
花たちよ、そんなに早く目覚めてしまって、いいのだろうか〜♡
美しく強い歌ですね。
「ここに咲く」の一行が、冬に咲く菫の必至さを感じさせます。
冬に咲くぞ、という菫の意志まで感じます。
菫の美しい紫を、ありったけの 光 集めて で表されて、集中して美しさを感じました。
冬の菫なので、ありったけの光が、よけいに神々しいです。
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