題詠(「冬」)

2020-01-28開催(麹町)/第250回参加歌 歌順1番

凍てつきの
朝のまま
音もなく
暮れる
山の冬

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7件のコメントがあります

コメントをいただきありがとうございます。家の中では、ふだんならちょっとしたことに一喜一憂、ぴりぴりしたりほっとしたりとんがったりの日々ですが、五行を考えるときは自分のワールドに戻れるような気がします。

2020-02-24

只々
静かさが伝わってきますね。

まちだ道子

2020-02-13

そこに作者はいなかったのかもしれないけど、
定点観測のように様変わりしていく山の景色が見えます。

しの

2020-02-06

音までおも凍らせているような厳しい冷え込み。山の冬は神々しささえ感じます。
やがて山笑うなんて言葉を隠して。シンプルで沁みてくる詠だと思いました。

せきゆみ

2020-02-06

朝も昼も夕方も、変わらぬ風景を照らして、
太陽だけが東から西へ。
都会では感じられない「透徹した冬」の姿ですね。
厳しいけど美しい。

映子

2020-02-04

静かに、厳しい山の冬を詠まれて、感じ方が美しいと思いました。
無駄な言葉が一切なく、でも、その後ろにある深いことも感じました。

かおる

2020-02-03

生を感じられない山の冬。音、色、時間までが凍てつき、そこにあるのは無の世界。
この歌は、作者の心象風景なのでしょうか。
やがて時は巡り、命の春がやってくる、山の冬はそれも伝えているかもしれません。

山碧木 星

2020-02-01

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