自由詠

2019-12-17開催(麹町)/第249回参加歌 歌順7番

初冬の風が鮮明にする
窓外の山々と
父母の想い出
さよなら
明日 住み慣れた家を出る

はるか

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6件のコメントがあります

とても心にしみる歌でした。
私も父母の住んでいた家を閉じました。
一緒に住んでいたわけではないのにこんなに
喪失感を感じるとは思いませんでしたので
一緒に住まわれていたお家ならなおのことですね。
さよなら
涙でちゃいます。
これ以上何の言葉もいらない・・・

まちだ道子

2020-01-26

酒井さんが★★★。
いい歌だと思います。

決別の清々しさを支えてくれたのは、自然と家族。
日々の丁寧な暮らし方、生き方まで伝わってきました。

山碧木 星

2020-01-17

私たちの年齢になると、かつて育った住み慣れた家も
経年とともに古びているわけで。
さまざまな事情も加わって、解体や大規模修繕をともなうわけです。
物理的な別れだけでなく、想い出と別れるのはつらいですね。

しの

2020-01-16

見晴らしのよい天空の城から下界へ
体力的には楽になるでしょうが
精神的には失うことも少なくないかも知れませんね

でもまた、新居での思い出が積み重ねられ
心を満たしてくれるようになるんでしょうね…

今井幸男

2020-01-06

4行目が万感を語り こみ上げるものを感じました。ご両親からの
真の旅立ちかしら。

せきゆみ

2020-01-05

父母の思い出を鮮明にするのが初冬の風ということは、
ほのぼのと暖かい話ではないと解らせる。
「初冬の風」が巧い。
両親が亡くなれば実家であった家も始末しなくてはならない。
仕方ないけど辛い。
その思いがひしひしと伝わります。 ☆☆☆

映子

2020-01-03

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