自由詠
2019-11-26開催(麹町)/第248回参加歌 歌順4番
冬空を背に
大クレーンの運転席
風の音
人の波って
どんなだろう
7件のコメントがあります
しの様
四谷駅前に巨大なビルが立ちました
一年間、信号待ちのたびに、空に上がっていく巨大クレーンを眺めては
無人の運転席に我が身を座らせていました
映子さま
風を感じながら仕事はできるかもしれないけれど、高所嫌いには辛い
それを何度も噛みしめ続けていました
せきゆみ様
観覧車から手を振ってください
僕は下から、手を振ります
1、2行目で自分も運転席にいるような気になり、3、4行目で臨場感の
追い打ちを掛けられます。
東京は目下建築ラッシュ。そこここに、冬空を突き刺すようにクレーンが立っています。
あの運転席に座ってみれば・・・と想像するだけでワクワクしますね。
風の音に思いを馳せたところが、いい感じ。
①
冬空に聳える巨大クレーン、いいですね。
私は鉄塔マニアでも工場マニアでもありませんが
この歌の大クレーンには「萌え~
気を持ち直して。
③私だけの見立てではありましょうが、この歌のクレーンの運転席は無人。昼間は喧騒のなか稼働していたが、夜は闇と同化し静止している。作者はその無人の運転席に思いを遊ばせている。
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