自由詠
2019-10-22開催(麹町)/第247回参加歌 歌順4番 第3席
答えのない問いを
あいだにおいて
見るとはなく見る
顔
最後かもしれないから
11件のコメントがあります
答えのない問い
がとても心に響きましたね。
男女かもしれない
親子かもしれない
自然には逆らえない別れかもしれない
最後かもしれない
私はいつもそう思って見つめています。
何気なさの中に色々な思いが含まれているのだなぁと、。あらためて思わせていただいたお歌です。
1,2行目に惹かれました。5行目の思いが多いこの頃です。
しのさま
ありがとうございます。
そうなんです。年齢のせいもあり「最後かもしれない」と思います。
悲観的なものではなく、最後であっても不思議ではないという感じですね。
最後かもしれない
にはいろんなシュチエーションが考えられます。
「また会えるさ」のほうがハッピーですが、年齢的には「最後かもしれない」
のほうがしっくりきますね。
見るとはなく見る←そういう仕草に男の色気を感じます。
今井さま
コメントありがとうございます。
いつでも誰とでも、わかれるときにはこれが最後でも不思議ではないと思っています。それがどんなに短時間のものであっても。神経症的状態なのでしょうか?でもこれが私のデフォルトです。
今井さま
あらゆる問いに対する答えは、答えのようなもの、答えらしきもの、答えかもしれないもの、答えであってほしいものかもしれませんね。答えのない問いに囲まれて、日々過ごしています。
映子さま
コメントありがとうございました。
もともとは答えのいらないたわいない問いを挟んだ恋人同士の歌でしたが、
どんどん限定を取り除いてできた歌でした。
《1》
5行目の「最後」から勝手に最期を連想しまったからか、
意識低下とか認知症の親あるいは配偶者とのシーンかなと思ってしまいましたが。
二人の間にあるのが、
思い出になるような物とか
インスタ映えするスイーツとかではなく
「答えのない問い」であるのが読み手の意表を突いてていいですねぇ
《2》
そして、「答えのない問い」ってどんな問いなんだろうと
読み手の もの思いのスイッチを入れてくれます
身体的な機能低下で答えられないのではなく
もともと答えのない問い
この場合は、仕事と家庭どっちが大事かとか、
いくつまで生きられるかとかいう単純なものではないでしょうが、
《3》
言葉主導のコミュニケーションが行き詰まったときには
非言語コミュニケーションに移行しますよね
見るとはなく顔を見るというのはどんな思いなんでしょうね
やはり、最後かもしれないという不安感でしょうか…
ほのかな期待でしょうか…
冷めた想い?
いろんな思いがない交ぜになってるのかな…
☆☆
すでにこちらの問いかけにも答えられない、重い病の床にある人を見舞っている。
永遠の別れとは、このように静かなものであろう、
納得できるな、と思いました。
作者コメントによると、全然違うシーンのようでしたが…
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