自由詠
2019-09-24開催(麹町)/第246回参加歌 歌順22番
夏の終わりに
逝った友の
悲しい紅
むくげの芯
となり揺れる
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紅は口紅とすぐわかりました。
むくげの芯は確かに紅をさしたようにそこだけ赤い。
これから毎年むくげの咲く頃に、その友を思い出されることでしょう。
ムクゲがいつまでも花を咲かせています。
散っていくときは、まるで蕾のように萎んで落下し、
土の上では枕のように見えます。
仲のいい友人がこの夏に逝きました。
それだけに、この歌が響きました。
ほんとに行替えが惜しかったです~。
花のなかに…、というと親指姫が思い浮かびますが
この世界で様々な旅をした
その御友人も
親指姫のように
ツバメの背に乗って花の国へ行き
また新しい幸せな生活を始めるんでしょうね…
味わい深い内容なのだけど、行替えなど少しの配慮があったな、惜しいな、と思います。
「紅」は口紅の色だそうで、そうなら「口紅」の方がいいし、
4行目は「むくげの芯となり」まで続ければすっきり分かったのですが・・・。
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