自由詠
2019-06-25開催(麹町)/第243回参加歌 歌順19番
見上げれば
月の兎
泣きさうに
手を
ふっている
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月は人の心を
映し出しますね。
泣きさうに
手を
ふっている
せつないわ~
短い五行に切なさいっぱいです。
そんなに泣いたら
目が赤くなるほど泣いたら
ナキウサギになっちゃうよ
耳が小さくなっちゃうよ
鼠に間違えられちゃうよ…
あの月の兎は
心ならずも育ての親や求婚者のもとを去っていった
かぐや姫かも知れない
未練を断ち切るために 耳を小さくした月の兎の子孫が
地球に再来し ナキウサギになったのかも…
☆☆
月はそのときそのときの心を映すのですね。
泣きそうなのは作者自身で、ほんとは別れたくないのです。
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