自由詠
2019-06-25開催(麹町)/第243回参加歌 歌順3番
雨上がり
空の隙間の光をうけて
アガパンサスが背を伸ばす
もう 恋なのか
綻ぶ蕾が揺れている
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はなやかな形に咲くけれど、清楚なさわやかさのある色ですね。 咲き始めは
恥じらいを含んだ恋心を表現しているバレリーナの風情で、素敵な詠です。
アガパンサスを知ったのは
犬の散歩をするようになって、ゆっくりと咲いている花などに
気が付くようになった頃でした。それ以来、とっても気になる
花でまっすぐ長い首を空に向けて突き上げるように咲く花びら
清々しさがいいなと思っていました。
もう恋なのか
この花によく似合ってますね。
長い長い茎の先にある日、あの薄紫の花が咲いて、びっくりしますね。
「もう 恋なのか」
これが効いていますね。
突然の恋か、待ちに待った恋か。
今の時期よく見かけますね、アガパンサス。
背丈が高く、ある日急にその姿を目にすると軽い驚きがあります。
もう 恋なのか。うまい具合に重ねましたね。
熟女のような厚ぼったい葉の群れから
少女のような寒色系の清涼感のある花を咲かせる姿は
若作りの美魔女のよう…(揶揄ではなく好意的表現です)
雲の隙間ではなく 空の隙間という表現に
宇宙へと続く壮大さも感じます
伸びよ伸びよ アガパンサスよ
空を突き破って
恋の国まで…
☆★
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