題詠(「舞い、舞」)
2019-05-28開催(麹町)/第242回参加歌 歌順9番
窯の中
変化自在に
神は舞い
その炎の記憶か *炎=ひ *記憶=あと
曜変天目
2件のコメントがあります
曜変天目を知っているか知らないかによって、この歌の鑑賞のしかたが
変わってくるでしょうね。
しかしたとえ知らなくても「窯」「炎」によって想像できます。
無意識かもしれませんが、自己満足に終わらない歌になっています。
曜変天目が中国に残っていないのは
不吉として破棄されたからとか、
失敗作と見なされたからとか云われているようですが
美意識とは そういうものなんでしょうね…
詠者の中で変化自在に舞った
思いの記憶か
曜変天目のような五行歌
安易に
否定したくはない
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