自由詠

2019-05-28開催(麹町)/第242回参加歌 歌順23番

小型アンテナのような
耳栓をつけ
シタムキに歩く
スマホゾンビさんにも
初夏の風が吹く

山碧木 星

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8件のコメントがあります

世界中で増殖中のスマホゾンビ。
ひと時もスマホが手放せず、いつでもどこでもスマホの画面を見続けている。スマホゾンビは歩行者や自動車と接触するなど、事故のモトとなることから、多くの国が対策に乗り出しているようです。近いうちに広辞苑にもアップされるかもです。

山碧木星

2019-06-17

耳に白いアンテナのようなものを見たとき
何だろうかと思っていましたが、この頃そのスマホゾンビさん
多いですね。しかもみなさんシタムキにひたむきに歩いていて。
「スマホゾンビさん」ぴったりの表現です。

まちだ道子

2019-06-15

映子さま

どうしたら歩いてくるシタムキ達にこちらの存在を伝えるか。
試したいことがあります。
一つ、接近前に熊鈴を派手に鳴らす。
二つ、縁日などで売っている笛のおもちゃ「吹き戻し」を吹いて、スマホに当てる。

やってみたいなあ。

山碧木星

2019-06-11

シタムキに歩いている彼らが、他人とぶつからずにいられるのは、
マエムキに歩きながら、彼らを避けている我ら世代の
お陰なのですよ。
初夏の風は平等に吹いてくれるけど。

映子

2019-06-07

作者は小型アンテナのような耳栓もつけてていなければ、シタムキにも歩いていない。だから風も感じるしスマホゾンビの様子も観察できる。
やや皮肉を込めてこの爽やかな風を感じられない若者たちに「顔を上げよ、風に吹かれよ」と言っている。

シタムキが直向きみたいで面白いと私も思いました。

しの

2019-06-06

今井さま

北向きに寝かされる・・・が可笑しい。僕の友人が、戒名は「北枕」にしてくれと言っていたけど。
シタムキ歩きは、今や日本だけではないようで、表に出ていない事故を数えたらかなりのはず。
アナウンスがあっても止められない。困ったもんです・・・。

山碧木星

2019-06-06

しの様

そうなんです。
ウォークマン世代の我らは、風を感じながら、首なんか振ってジーンズ姿で颯爽と歩いていた。
それが視覚と聴覚の両方を奪われてしまって。

ある日、スマホを放り投げ、マイケルゾンビ達のように一斉に踊りださないだろうか。

山碧木 星

2019-06-06

スマホに夢中で周りを見てない人多いですね
直向きでなく シタムキ が言い得て妙
5行目からすると好意的な歌なのでしょうが

横断歩道を渡る時にも全く前や周りを見てなかったりもする
いつか、直向きでも下向きでもなく
北向きに寝かされる羽目になるのではと心配ですが…
そうなっても気づかないかも…
☆☆☆

今井幸男

2019-06-05

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