題詠(「緑」)
2019-04-23開催(麹町)/第241回参加歌 歌順11番
ちりちりちりっ と
囁くように
葉っぱが生まれ
丸裸だった並木が
日に日に緑を増してくる
6件のコメントがあります
樹木は冬に裸になり 夏に緑の一張羅を着込む
反対に
人間は冬に これでもかというくらいに着込んで
夏に裸になりたがる
この現象は 精神分析学上
どう解釈されているのだろう?
人間の樹木に対するコンプレックスが起因なのだろうか…
木の芽時には 私の頭のなかも ちりちりちりっ と疼き
日に日に妄想が増してきます
子どもから少年への脱皮のとき、
彼らは心のどこかで、ちりちりと痛みを感じているらしい。
ちりちりちり って三回繰り返されているのが、効果てきですね。
一夏を終えた少年がすっかり逞しくなっているように、木々は緑を纏って一安心したかのように見えます。
緑の色がこんなにあるんだなあと実感できる季節です。
家近くの街路樹(トウカエデ)が、見るに忍びない位に刈り込まれて痛々しく思っていたのですが、このお歌のように
出てきました!ちっちゃなおててが。どれだけ繁るか楽しみで共感しました。
成長期の子どもには成長痛というのがあるらしいけど、木樹も痛いのかしら。
ほんとうにもうアチコチでちりちりちりっ、ですね!生き生きとした葉っぱの囁きが聞こえます^^
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