題詠(「緑」)

2019-04-23開催(麹町)/第241回参加歌 歌順6番 第1席

春だな〜
力強く芽吹く
石畳の隙間
緑の嫌われ者
我 雑草なり

平澤 薫

コメント投稿

※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する

4件のコメントがあります

緑、みどりと
上ばかり見ていましたので、びっくり目から鱗です~
確かに一番の春は隙間から大地押し上げるように緑の顔を出してくる
雑草ですよね、おみごとです。
我 雑草なり
の言いきりが五行を市しめていて格好いい~おめでと!一席~

まちだ道子

2019-05-06

どこでも誰でも目にすることを、詠み方しだいでこうも効果的に書けるんだな~と感心します。

しの

2019-05-03

雑草の存在感、逞しさをいかんなく発揮の詠いぶり、一席おめでとうございます。

せきゆみ

2019-05-02

5行目の言い切りに力があって、気持ちいいです。

昭和天皇は「雑草という名の草はない」と言われたそうですが、
雑草は生命力が強いから、大切は花の領分も奪ってしまうから
嫌われるのでしょう。
強いものは嫌われる。(誰のことかな?)

映子

2019-04-29