まるで溶けて一つになっているかのような夫婦。全てがわかっている。
ミシンだったかな、二人で直しているときに
おい、の一声で、マイナスドライバーをすっと渡したのを覚えています。
おい、という一声だけで通じる究極の世界。絶滅してしまった世界です。

そうか～、オイ は手品のサインなのですね。夫婦だけのサイン、バッテリーですものね。

「オイ」の言い方一つで、お茶が出たりご飯が出たり、丹前が着せかけられたり・・・
ごちゃごちゃ説明されるより、面倒くさくない、
という利点もあります、女の方には。

オイと呼んだだけで、お茶が出たり灰皿が出たり・・・
不思議ですよね。長年暮らせばそうなるのでしょうか。