題詠(「悔いる、悔」)
2019-03-26開催(麹町)/第240回参加歌 歌順10番
親の悔いなど
乗り越えて
巣立つ子の
背中を
ぽん と
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何時までも親の手の中というわけには行きませんからね。
親としてはああしてたらこうしてたらと思ってしまいますけれど。
心配ではあってもその子の生きる力信じて
背中を
ぽん と
ですね、大きな愛を感じます。
子どもは、親の思い通りには育たないもの。
そこには悔いと安堵があります。
巣立ち行く子には、「あとは自分の力で生きなさい」と
無言で 背中を押すしかないですね。
「背中を/ぽん と」に親の万感が籠っているのでしょうね。子は旅立ち易いことでしょう。
何の悔いもなく親業を終えるなんてないでしょうからね。
親のこころ子知らず、でいいんです。背だけポンと。
大らかな親の愛ですね。
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