題詠(「悔いる、悔」)

2019-03-26開催(麹町)/第240回参加歌 歌順6番

薄紙をハラハラ
剥がすよに
悔しさも
湯に溶ける
白濁の露天風呂

数かえる

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1件のコメントがあります

薄紙を剥がすようにだから表面にへばり付いているのだろう
だから湯に溶ける、
芯まで染み込んでいる厄介な悔しさでなくてよかった

透明な湯だったら剥がれた悔しさの残骸が
ゆらゆら湯のなかに浮いてるのが見えて
不快になってしまうのだろうが
それが見えないように白濁の湯を選んだのかな…

今井幸男

2019-04-06